熊本県の リボンガス株式会社様 のお誘いで 温水床暖房 の FHS全国大会 へ出席するために、九州へ出張に出かけました。
移動の途中で震災から復興中の 熊本城 へ寄ってきました。
ですが、天守閣はこの巨大な足場の中です。
崩れてしまった建築部材は木材、荒壁土、漆喰、瓦などに分けて回収、保管し再利用されるそうです。
石垣も崩落状態の記録、石材の番号付け、回収、石材置き場に仮置きされ、出番を待ちます。
これは崩落の原因を解明し、将来の崩落予防などに役立てる目的もあるそうです。
先日 何かのテレビ番組で取り上げられていましたが、
石垣上部の垂直に近くせり立った『武者返し』とされるものは、
1596年の慶長伏見地震の数年後に、地震に より耐えられるようにと築かれたそうです。
大きな石垣の内部には栗石という小さな石が詰められていて、
その栗石が地震により沈み込み石垣が膨らんでいる所がまだ9箇所みつかっていて、
今後 崩れる恐れもあるそうです。
見えないところで最新技術も取り入れ 耐震性を高めていきつつ
復旧には約30年かかるそうです。
はたして、私はよみがえった姿にお目にかかれるまで元気でいられるのでしょうか。