夏に患う病気として、「冷房病(クーラー)病」という病名を聞いたことがありませんか? これはいったいどんな病気なのでしょう。
1.自律神経機能不全
冷房が効いた部屋と、暑い外気温にさらされることの繰り返しで、冷え症に似た症状が出る「自律神経機能不全」のことです。これは単に部屋が寒いから冷え症になるのではなく、その温度差が問題だといわれています。
2.予防策
人の体温調節を担う自律神経は、5度以上の急激な変化にはすぐに対応できないとされています。これが繰り返されると交感神経と副交感神経が異常をきたし、「手足の冷え・体のだるさ・頭痛・食欲不振」といった症状が表れるので注意が必要です。
予防策としては、冷房を控えめにし外気温との差を少なくすることが一番です。
3.毎日の体調づくりが大切
衣服などで体温調節を行うこともよいでしょう。特にスカーフなどで首元を温めると、脳へ流れる血液が温まり、頭痛が軽減されます。また、冷えから胃や腸に負担をかけないように腹巻も効果的です。
そして、なによりも毎日の体調づくりが大切。冷たい食べ物は控え、しっかり睡眠をとり、暑い夏を乗り切りましょう。